Recruit
400回以上の試作、でもやりがいは大きいです
研究開発部
S.A2016年入社
主に、①新商品の開発、②既存商品の性能評価・改良を行っています。
①新商品の開発について
コンセプト検討、原料選定、処方検討、実際に製造する際のスケールアップ検討等、製品を製造するまでの一連を行います。
原料選定では、当社の安全基準に適合し、使用できる安全な原料を調査します。
処方検討では、ラボで小スケールの試作を行い、評価し、その評価結果によって次の処方を検討するというトライ&エラーを繰り返します。試作品を、自分や部内の他の研究員に評価してもらった後に、「これはいい!」となった自信作を部外(マーケティング部)へ提出し、評価をしてもらい、必要に応じて改良をするため、さらに試作を繰り返し、処方の改良を進めていきます。
次に、決定した処方において、製造部と協力し、実機の大スケールでの製造テストを行います。ここでもトライ&エラーを繰り返し、製造方法を確立していきます。
処方決定、製造方法の決定の後に、お客様に安全に使用していただけるかを確認するために安全性評価を行い、安全性に問題がないことを確認し、いよいよ製造、そして販売、皆さんの手に届きます。
私は、研究開発部に配属した約半年後に、こどもせっけんハミガキの開発を任せられ、上記の流れで開発を進め、商品化した。
研究は一人でもくもくと進めているというイメージが強いかもしれませんが、商品化するためにマーケティング部や製造部、品質保証部等の様々な部署と協力して進めていくため、実際は色んな人と関わって仕事をしています。また、社内だけでなく、必要に応じて大学との共同研究や他の企業との連携なども行います。
②既存商品の性能評価・改良
既存の商品をよりよくするために、性能評価や処方改良を行っています。
・自分の開発した商品をお客様に使っていただけたとき
こどもハミガキを商品化するために、400回以上の試作を重ね、納得のいく処方改良を行い、細かい使用感までこだわって開発しました。その商品をお客様に使っていただけるだけでもやりがいを感じますが、さらに「こどもが使いやすい味だった」や「使いやすかった」等のお声を聞けた際はとても嬉しく、納得のいく使用感にするまでに大変なこともあったが、頑張って商品化してよかったと心から思いました。
・自分の得意分野が仕事で活かされたとき
私は大学、大学院で有機化学を学び、機器分析の勉強をしてきました。当社の商品開発において、そのスキルが役に立つと思っていなかったのですが、ある仕事で上司から「この案件はあなたの得意分野だと思うので、担当してほしい」と言われ、仕事を任されました。自分の得意分野を理解してもらっていて、かつその仕事を任され、取り組めたときにやりがいを感じました。
社員同士の仲がよく、良い雰囲気だと思います。
週末の仕事終わりに飲みに行ったり、休日に遠出しプチ旅行をしたりすることもあり、仕事やプライベートの相談にものってもらっています。
入社前は、社内でここまで仲の良い人ができるとは思っていなかったので、自分でも驚いています。
私が思うこの会社の好きなところは「人と環境にやさしい商品づくりを目指す」という一貫した企業理念があるところです。使用感だけでなく、環境に配慮し、使用後の排水のことまで考えている会社は珍しいと思います。この企業理念を曲げずに企業活動を続けているところに魅力を感じています。
今後も、皮膚トラブルに悩んでいる方に使っていただけ、かつ環境に負荷を与えないような商品を開発したいです。