ナチュラル&シンプルライフ(コラム)
― 本日はご来社いただきありがとうございます。橋本代表は長年、水問題に着眼して情報発信されたり教育現場に立たれたりしています。そもそも水問題とは、一体どういうことなのでしょうか。たとえば、手洗いには水が必要です。来社した今日10月15日は〈世界手洗いの日〉、『手洗いは、衛生を保つための誰にでもできるシンプルな行動で、実はとても大切な取り組み』といわれます。…
2023/07/11
私たちは循環型社会を目指し
〈水から考え〉、〈自ら考えて行動する〉
必要があります
- 1967年、群馬県生まれ。学習院大学卒業。水ジャーナリストとして水問題やその解決方法を調査、さまざまなメディアで発信。「Yahoo!ニュース 個人 オーサーアワード2019」受賞。学校・自治体・企業などと連携しさまざまな水教育プロジェクトを行う中、文部科学省指定スーパーグローバルハイスクール指定校の推進委員を務める。武蔵野大学客員教授、NPO法人地域水道支援センター理事など。
― 本日はご来社いただきありがとうございます。橋本代表は長年、水問題に着眼して情報発信されたり教育現場に立たれたりしています。そもそも水問題とは、一体どういうことなのでしょうか。
たとえば、手洗いには水が必要です。来社した今日10月15日は〈世界手洗いの日〉、『手洗いは、衛生を保つための誰にでもできるシンプルな行動で、実はとても大切な取り組み』といわれます。しかし、水と石けんを使える手洗い設備施設を自宅に持っていない人は世界中に30億人います。後発開発途上国では55%の保健医療施設が、水と石けんを使える手洗い設備を持っていません。さらに国連によると2050年頃には、世界の5人に2人くらいは安全な水にアクセスできなくなる可能性が高くなるといいます。その原因は、人口増加と産業による水の使いすぎ、そして気候変動、水質汚染などです。