コラム

落合さんが主宰する、ここ〈クレヨンハウス〉は2020年12月で45周年を迎えました。本、生活用品、食材、レストランなどを展開し、丁寧でオーガニックなライフスタイルを発信されていますね。ー45年前の日本は国全体が豊かさに向かっている時代でしたが、子どもの文化、高齢者の文化が、いつも後回しにされている、何か違う気がして…
2021/07/30
Natural & Simple life

百年後の子どもたちに何を残し、何をつなぐ?それは今、私たちの生き方にかかっている

落合恵子さん
作家 クレヨンハウス主宰 落合恵子さん
社会的に声の小さい側に置かれた人々の視点、オーガニックの視点で、文化を明るく拓く提案を続ける。著書に『明るい覚悟 こんな時代に』『「わたし」は「わたし」になっていく』、絵本の翻訳に『ハグくまさん』『おやすみ、ぼく』など多数。

— 落合さんが主宰する、ここ〈クレヨンハウス〉は2020年12月で45周年を迎えました。本、生活用品、食材、レストランなどを展開し、丁寧でオーガニックなライフスタイルを発信されていますね。

クレヨンハウス外観

45年前の日本は国全体が豊かさに向かっている時代でしたが、子どもの文化、高齢者の文化が、いつも後回しにされている、何か違う気がしていたんです。文化を提唱する場、モノやコトに直に触れていただけるプレゼンテーションの場がほしい。本であれば、その本が持つ面白さというのは、実際に触れてみる、ページをめくって開いてみることでこそ感じ取れるもの。そういう場がなくて……、ないなら作るしかない。私の興味関心がベースで実行に移したにすぎません。



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